カンジダが原因で起こる便潜血の病名は

健康診断で便潜血が陽性となった場合、大腸内視鏡検査などの精密検査の受診を勧められます。しかし、深刻な病名がつく可能性を疑ってあらゆる検査を受けても、特に異常がなかったというケースも多々見られます。そもそも便潜血というのは、便の中に血液の成分であるヘモグロビンが含まれているかどうかをチェックするだけの検査なので、血液の反応があってもそれが内臓のどの部位からの出血であるのかを特定することはできません。ですから、痔のように、便が最後に通り過ぎる場所での出血でも、便潜血は陽性と出るのです。
では、内臓のどこにも何らかの病名がつくような異常がない場合、便潜血の原因となる病気の病名は「痔」と考えていいかといえば、それだけではない可能性もあります。事実、痔の症状が全くないのに便潜血が陽性となるケースもあるのです。
この場合、考えられる病気の一つとして、肛門カンジダ症が挙げられます。肛門カンジダ症は、カンジダ菌というカビの一種が感染することによって起こる皮膚感染症です。強いかゆみを伴うため、無意識に掻いてしまってわずかに出血している可能性が考えられるのです。カンジダ菌は人間の皮膚や腸管などに普通に存在する常在菌の一つで、普段は無害な菌なのですが、身体の抵抗力が落ちていたり抗生物質の使用で常在菌のバランスが崩れていたりする時に、急激に繁殖してこのような症状を引き起こします。カビの一種であるため不潔にしていることも一因となり得ますが、前述のように身体の抵抗力や免疫力が落ちていると繁殖しやすい性質がありますので、栄養を摂って身体を休めることも大切です。治療法としては、抗真菌剤の塗布で簡単に治りますので、肛門科などを受診して速やかに対策を行うようにしましょう。

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